【写真プリント】肌色が赤っぽくなる?!カラー設定のおはなし
こんにちは!ポスター印刷のプリオです。
写真を現像したら肌色の赤みが強い仕上がりになったことありませんか?
データの色と印刷した色は完全に一致しないのは承知だがこんなに違うとは…
なんてことを防ぐためにお客様にお願いしたいことがございます。
プリオの印刷は?
プリオではお客様から頂いた印刷データをそのまま印刷しています。
印刷データの色調・彩度・明るさ・コントラストなどを調整することはありません。
「明るめに印刷してほしい」「黒を濃く出してほしい」「赤みを抑えてほしい」など
ご要望をいただいてもご対応はできません。
同じ用紙に同じデータを印刷すればいつでも同じ色が印刷されるようプリンターのカラーマッチングは定期的に行っております。
どんなデータを用意すればいいのか
プリオで推奨しているカラープロファイルは以下の通りです。
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CMYK:Japan Color 2001 corted
RGB :Adobe RGB(1998)
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プリオではCMYKもRGBも印刷可能です!
上記の通りに設定いただくことで画面でみる色と印刷される色の差を最小限にすることができます。
肌色の赤みが強く出る現象
プリオに印刷をご依頼いただいたお客様からのご報告で下記の現象が確認できております。
sRGBのデータをAdobeRGBに変換して印刷すると赤みが強い印象に仕上がる。
RGBにはいくつか種類があります。
💡 sRGBとは
sRGBとは IEC ( 国際電気標準会議 )が策定した国際基準の色空間です。
デジタルカメラで撮った写真やネット上の画像などの多くはsRGBです。
💡 AdobeRGBとは
アドビシステムが定めた色空間です。
AdobeRGBを再現できる機器は業務用のものが多く、印刷分野などでは見られますがあまり一般的ではありません。
プリオのプリンターはsRGBのデータでも強制的にAdobeRGBに変換して印刷しています。
カラー設定の変換により印刷される色と画面上で見る色の差異が大きくなることがあります。
下の画像をご覧ください。
肌の色が濃く、赤っぽくなっています。
右側のsRGBのデータを入稿してもプリオでは左側のAdobeRGBの色合いで印刷されます。
対処法:データのカラー設定をAdobeRGBにする
印刷データのカラー設定をAdobeRGBにして色味をご調整ください。
プリオではすべてのお客様のデータのカラー設定を確認し、もしsRGBであった場合に印刷前にご指摘をするということは現状では難しく、とくにお客様にご連絡せずAdobeRGBに変換して印刷しております。
プリオの方でいただいたデータの調整もできないため、どうしてもお客様の方で色を調整いただく必要があります。
特に赤を多く使ったデザイン、人が映っているお写真の場合は
データをご用意いただく段階でカラー設定をご確認ください。
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Photoshop:カラー設定の変更方法
Illustrator:カラー設定の変更方法
試しに1枚刷ってみる、そんなときはこんなデータをご用意ください。