印刷で失敗しない!縦横比率の基礎知識
こんにちは!ポスター印刷のプリオです。
入稿データに関するトラブルで、特に多いのが「縦横比率が合わない」という問題です。
これは、印刷したい用紙のサイズと、お客様がご用意されたデータの縦横の比率が一致しないために起こるもの。
たとえば、こんな経験はありませんか?
「写真の隅まで全部印刷したいのに、一部切り落とさないといけないと言われた…」
「希望のサイズにするには、なんだか余白がたくさん必要みたいで困った!」
せっかくの大切な写真やデザインを、思った通りに仕上げたいですよね。
この記事では、そんなトラブルを少しでも減らすために、縦横比率についてわかりやすく解説していきます!
目次
縦横比率って何?
「縦横比率」とは、その名の通り、縦の長さと横の長さの比率のことです。
例えば、200×200mmの正方形データなら 1:1 の比率となります。
この比率が異なると、印刷する際に「切り落とし」や「余白の追加」が必要になる場合があります。
A1やA0、B1やB0などの規格サイズの縦横比率は?
AサイズやBサイズの規格寸法(A4~A0、B4~B0など)は、すべて同じ縦横比率で設計されています。
比率が同じなので、A2のデータを拡大してB2に印刷することもできます。
その比率は 約5:7(厳密には 1:1.415)です。
たとえば、500×700mmや750×1050mmのサイズも、これとほぼ同じ縦横比率です。
このため、紙の規格サイズで印刷を希望される方は、5:7(1:1.415)の比率でデータをご準備いただくと、スムーズに進行できます。
プリオではお客様がご入稿されたデータをもとに 拡大・縮小 の調整を行いますので、
サイズが違っていても比率が合っていれば正確に印刷することが可能です。
これで「思ったサイズと違った!」というトラブルも回避できます!
写真の縦横比率は?
入稿データで「縦横比率違い」が最も起こりやすいのが写真データです。
その理由は、写真の縦横比率が用紙の縦横比率と異なることに加え、写真の比率自体が複数種類存在するからです。
ここでは、写真データの一般的な比率について解説します。
写真データ(デジタル一眼レフカメラの場合)
多くのデジタル一眼レフカメラの写真データは、フィルムカメラ時代から受け継がれている比率の 2:3 で保存されています。
この比率のデータを、規格サイズ(5:7の比率)の用紙に印刷する場合、データ全体をそのまま印刷することはできず、上下の一部を切り落とす必要があります(下の図参照)
もし写真をトリミングせずにそのまま印刷したい場合は、2:3の比率で注文するか、事前に比率調整を行うことをおすすめします。
写真データ(スマートフォン・コンパクトデジカメの場合)
スマートフォンやコンパクトデジタルカメラの画像サイズは、機種によって縦横比率が異なります。
以下が一般的な比率です。
■ 3:4(標準)・・・デジタル画面との相性が良い比率です。
この比率のデータを、規格サイズ(5:7の比率)の用紙に印刷する場合、データ全体をそのまま印刷することはできず、左右の一部を切り落とす必要があります(下の図参照)
■ 9:16(縦長)・・・映像コンテンツやテレビ画面などの国際規格に準拠した比率です。
9:16の比率のデータを、A2やB1といった紙の規格サイズに印刷する場合は
長辺を大きく切り落とすか、短辺に余白を付ける必要があります。
調整確認の為に納期が延びる可能性があります。大切な写真をきれいに仕上げるためにも、事前に比率を確認し、必要に応じて編集を行ったうえでご入稿いただくことをおすすめします。
プリオの強み:mm単位で仕上がりサイズを注文可能!
プリオでは、規格サイズだけでなく、mm単位で仕上がりサイズをご指定いただけます。
「手元にある写真が用紙の規格サイズと一致してなかった!!」と言うときは、写真データの縦横比率に合わせたサイズでご注文ください。
拡大や縮小はプリオで行いますのでご安心くださいね。
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以上、縦横比率についてご紹介しました。
プリオでご注文の際は、購入予定の用紙の縦横比率と入稿データの比率を揃えていただくと、スムーズに仕上がります!
大切な写真やデザインを美しく印刷するなら、大判印刷の専門店・プリオにお任せください!
ご不明な点があればお気軽にご相談くださいね。