2026.06.29商品紹介 , 検証/比較

【1年間検証】屋内に貼ったポスター、どの用紙が色褪せしやすい?全12素材で比べてみた

褪色テスト_アイキャッチ

ポスターって、ずっと貼っていたら色が褪せてしまうのでは?

展示会やお店のPOPなど、少し長めに使いたいシーンでは、そんな不安を抱える方も多いかと思います。

 

プリオでは実際にそのご質問をいただくことも多く、「だったら試してみよう」と、取り扱い全12種類の用紙を使って1年間かけて検証を行いました。

結論からお伝えすると、「1年・屋内・西向きの窓」という条件では、ほとんどの用紙で目立った色褪せは見られませんでした。

しかし一部の用紙で褪色傾向が若干出たため、写真とあわせて正直にお伝えします。

※本記事は、実際にプリオで印刷した用紙を同一条件で1年間検証した結果をもとにまとめています。

【結論】1年間の実験、こんな結果になりました

ほとんどの用紙(9種):目視では変化なし

わずかに褪色が見られた用紙:電飾フィルム・マット合成紙(イエローがやや薄くなる傾向)

用紙がわずかに変色した用紙:布ポスター(白地が若干の黄ばみ)

ラミネート加工をした用紙:全種で褪色なし

実験条件:屋内・西向きの窓・印刷面を外側・1年間(2025年5月20日~2026年6月2日)

褪色テスト簡易結果表

結論「1年くらいならそこまで心配しなくて大丈夫」というのが、実験を終えて用紙を見た率直な感想です。
とはいえ、掲示期間が長くなる場合や、より安心して使いたい方にはラミネート加工をおすすめします。

更に実験の内容を詳しくご紹介していきます。

実験の概要

実験に使用した用紙(全12種)

屋内向け用紙(6種) 屋外向け用紙(6種)
マット紙光沢紙マット合成紙
パールフォト紙布ポスター電飾フィルム
耐水紙ターポリン光沢塩ビ合成布
パワー合成紙メッシュターポリン

ラミネート加工の対象用紙

ラミネート加工が可能な用紙については、加工あり・なし両方のサンプルも作成して比較しました。

ラミネートの種類 対象用紙
UVグロスラミネート・UVマットラミネート マット紙 / マット合成紙 / 光沢紙 / 耐水紙 / 光沢塩ビ / パールフォト紙 / 電飾フィルム / パワー合成紙
パウチラミネート マット紙 / 光沢紙 / パールフォト紙 / 電飾フィルム

実験条件

    • 場所:社内の西向き窓(屋内)
    • 貼り付け方法:印刷面を外側(窓側)に向けて貼り付け
    • 期間:1年間(2025年5月20日~2026年6月2日)
  • 比較方法:照射なしのサンプル(保管品)と、1年間窓に貼り続けたサンプルを並べて撮影
  • 写真の並び:上段=照射なし/暗所保管(ラミなし・グロスラミ・マットラミ・パウチ)、下段=1年窓貼り(同順)

※合成紙(のりあり)は合成紙と同仕様のため実験を省略しております。マット合成紙の結果をご参考ください。
※2026年7月よりマット合成紙の仕様変更がありましたが、素材等は大きく変わっていないため、今回のマット合成紙の結果をご参考ください。

褪色実験の様子

用紙12種の結果を写真で見てみよう

照射なしのサンプル(保管品)と、1年間窓に貼り続けたサンプルを並べて撮影しました。
ラミネート加工が可能な用紙に関してはそれぞれラミネート加工を施した状態のサンプルも用意し実験を行いました。
目視の色味を写真では完全再現できなかったため、目視した感想を元に結果文章を作成しています。
写真はあくまでも参考程度にご覧ください。

写真をクリックをすると拡大してご覧いただけます。

屋内向け用紙(マット紙・光沢紙・パールフォト紙・布ポスター)

褪色テスト_マット紙褪色テスト_光沢紙褪色テスト_パールフォト
マット紙・光沢紙・パールフォト紙
上段(照射なし)と下段(1年窓貼り)を見比べると、ほとんど差は感じられません。
ラミネート加工がされていない用紙(画像一番左)は見比べてようやく褪色が把握できるかな?という程度でした。

 

褪色テスト_布ポスター

褪色テスト_布ポスター2
布ポスター
見比べてようやくわかる程度ですがわずかにイエローに褪色が見受けられました。
また、用紙自体の黄ばみが見受けられました(写真で見るよりも若干黄色く見えます)
こちらも見比べると…という程度ではありますが、褪色が気になる方は直射日光の当たらない場所に掲示をするか、屋外用用紙の「合成布」をおすすめいたします。

屋外向け用紙(耐水紙・ターポリン・光沢塩ビ・合成布・パワー合成紙・メッシュターポリン)

褪色テスト_耐水紙 褪色テスト_ターポリン 褪色テスト_光沢塩ビ 褪色テスト_合成布 パワー合成紙 褪色テスト_メッシュターポリン

屋外での使用を想定した素材のこのグループも、1年間の屋内掲示ではほぼ変化が見られませんでした。
屋外対応素材ならではの耐久性の高さを改めて実感できる結果となりました。

余談ですが、用紙名を記載するために使った油性ペンが褪色するという結果も得られました。

褪色が明確に見られた2素材|電飾フィルム・マット合成紙

褪色テスト_電飾フィルム 褪色テスト_マット合成紙
電飾フィルムとマット合成紙

この2素材については、1年後のサンプルでイエローが他の用紙に比べて薄くなる傾向が確認されました。
特に電飾フィルムの方が変化が大きく、マット合成紙は「見比べると気づく」程度です。

※合成紙(のりあり)は合成紙と同仕様のため実験を省略しております。マット合成紙の結果をご参考ください。
※2026年7月よりマット合成紙の仕様変更がありましたが、素材等は大きく変わっていないため、今回のマット合成紙の結果をご参考ください。

褪色詳細_電飾フィルム 褪色詳細_マット合成紙

特にイエローの褪色が目立った部分を分かりやすく画像にまとめたのでご覧ください。
人物の肌の色や木のプレートに褪色が見受けられます。

なお、貼り付けから半年の時点では、どちらの用紙も目視で差は確認できませんでした。
変化が現れ始めたのは1年に近づいてからという印象です。

半年以内の掲示であれば、より安心してご使用いただけると思います。

 

なぜこの2素材に変化が出やすいのか、少し補足します。

マット紙や光沢紙などの紙系素材は、水性インクが用紙の繊維に染み込んで定着します。
一方、電飾フィルムやマット合成紙は紙ではないため、インクが表面に乗っている状態になります。
この違いが、紫外線などの影響を受けたときのインクの抜けやすさに影響していると、プリオでは考えています。

ラミネート加工の効果は?

加工ありと加工なしを比較

褪色が見られた電飾フィルム・マット合成紙についても、
ラミネート加工(グロスラミ・マットラミ・パウチラミネート)を施したサンプルで色の変化はほとんど確認できませんでした。

褪色テスト_電飾フィルム褪色テスト_マット合成紙

【結論】ラミネート加工は褪色防止に有効

今回の実験では、ラミネート加工を施したすべての用紙でほとんど褪色が見られませんでした。

ラミネートはUV対策の他にも表面保護や耐久性向上のために使われる加工ですが、褪色防止という面きちんと効果が確認できました。

「もしかしたら長く使うかも」という場合は、ラミネートをひとつの選択肢としてご検討ください。

UVグロスラミネート(ツヤあり)とUVマットラミネート(ツヤなし)の2種類があり、仕上がりの印象も変わります。

また、パウチラミネートでも今回同様に褪色を抑制する効果が見受けられたので合わせてご検討ください。

用紙サンプルよりマット紙 / マット合成紙 / 光沢紙 / 耐水紙 / 光沢塩ビ / パールフォト紙 / 電飾フィルム / パワー合成紙をお選びいただくと
UVグロスラミネート(ツヤあり)とUVマットラミネート(ツヤなし)のサンプルをおつけしております。

用紙サンプルはこちらボタン  

用紙選びの参考に|結果まとめ

屋内向け用紙

用紙名 1年後の変化 ラミネート効果 こんな方に
マット紙 変化なし コスパ重視・様々な印刷向け
光沢紙 変化なし 発色重視・写真やイラストに
マット合成紙 微褪色 ◎ ラミ推奨 色彩重視の方は要ラミネート
パールフォト紙 変化なし 写真展・高品質な仕上がりに
電飾フィルム 微褪色 ◎ラミ強く推奨 日射がある場所にはラミネートを
布ポスター 変化なし 折り畳んで持ち運びたい方に

屋外向け用紙

用紙名 1年後の変化 ラミネート効果 こんな方に
ターポリン 変化なし 屋外・横断幕・大判用途に
光沢塩ビ 変化なし 大判シールをお求めの方に
合成布 変化なし 大型展示・軽量タペストリーに
耐水紙 変化なし 水回り・耐久性を重視する方に
パワー合成紙 変化なし 強度・耐久性・軽量を重視する方に
メッシュターポリン 変化なし 風通し重視の屋外用途に

※ラミネート「—」は今回の実験で対象外の素材(加工不可)。

※実験は屋内・西向き・1年間の条件によるものです。屋外掲示や直射日光が当たる環境では、結果が異なる場合があります。

無料の用紙サンプルもご用意しております。ぜひご活用ください!

用紙サンプルはこちらボタン  

どの用紙を選べばいい?用途別アドバイス

長期掲示したい方へ

1年間の実験では、ほとんどの用紙で変化が見られませんでした。

ただし、「長期的に使いたい」という場合は屋外向け用紙+ラミネート加工を追加しておくと安心です。

色の再現性・写真画質を重視する方へ

パールフォト紙や光沢紙は今回の実験で変化はほとんど見られませんでした。

色の再現性をとくに重視される場合は、ラミネートなしで仕上げ、日光が当たらない場所で短期間展示することもひとつの選択肢です。

ラミネート加工による色の見え方の変化については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

電飾・バックライト用途の方へ

電飾フィルムは今回の実験で最もイエローの褪色が目立った素材でした。

バックライトを通した状態では色の変化がより気になる場合があるため、ラミネート加工の追加をお勧めします。

もしくは電飾看板自体にUVカットの保護フィルムがついているもの等を選ぶのもひとつの選択肢です。

※プリオでの電飾看板のご用意はございません

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. 屋内のポスターは色褪せしますか?
A. 条件によります。今回の実験(屋内・西向き・1年間)では、12種中10種で目視による変化は確認できませんでした。
ただし、直射日光が当たる窓際や周囲の建物の状況・長期間の掲示では変化が出る可能性があります。
Q. ラミネート加工をしないと色褪せしやすいですか?
A. 今回の実験では、ラミネートなしでもほとんどの用紙で1年間変化が見られませんでした。
ただし、ラミネートを施したサンプルは全種で変化ゼロという結果でした。
長期掲示を予定している場合は、ラミネート加工を検討してみてください。
※掲示状況や期間によっては色褪せが発生する恐れがございます。
Q. 電飾フィルムや合成紙が他の用紙より褪色しやすいのはなぜですか?
A. 電飾フィルムや合成紙は、紙ではない素材のためインクが表面に「乗っている」状態になります。
一方、マット紙や光沢紙などの紙系素材はインクが繊維に「染み込む」ため定着が安定しています。
この素材の違いが、褪色のしやすさに影響していると考えています。
また、屋外用用紙に関しては溶剤インクを使用しているため、紙系素材ではなくてもインクが定着しやすい仕様になっています。
Q. 1年以上掲示する予定です。どの用紙がおすすめですか?
A. 今回の実験範囲(1年間・屋内)では、ラミネート加工を施したものはすべての用紙で変化が確認できませんでしたが、
長期掲示には、屋外用用紙の選択や、ラミネート加工の追加をお勧めします。
電飾フィルムやマット合成紙をご使用の場合は、とくにラミネートをご検討ください。
Q. 南向きや直射日光が当たる窓では結果は変わりますか?
A. 変わる可能性が高いです。今回の実験は西向きの窓(屋内)での結果です。
直射日光が当たる環境や南向きの窓では紫外線量がより多くなるため、本記事よりも早く・大きく色の変化が現れることが予想されます。
周辺の建物状況によっても日照時間等は変化する事が予想されます。
あくまで今回の条件下での結果としてご参考ください。

まとめ

  • 12種中9種は、1年間の屋内掲示(西向き窓)で目視による変化なし
  • 電飾フィルム・マット合成紙はイエローがわずかに褪色する傾向あり(半年時点では変化なし)
  • 布ポスターは用紙自体に変色ある(半年時点では変化無し)
  • ラミネート加工を施した用紙は全種で変化なし

「窓際に貼ってるけど色が変わったりしないかな?」という不安をお持ちの方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

ほとんどの用紙では1年間でほぼ変化が見られなかった、というのが今回の率直な結果です。
ラミネート加工は必須ではありませんが、長期間の掲示や大切な印刷物に使う場合の保険として、頭の片隅に置いておいていただけると安心かと思います。
アンケートでもプリオの商品を長期的に利用して問題がなかったという声を多く頂いております。

用紙選びに迷われた際は、無料の用紙サンプルもご請求いただけます。実際に手に取って確認してみてください。
お急ぎの場合もお気軽にご相談ください。

※本記事は当社での検証結果に基づく内容です。実際の印刷した用紙の種類・デザイン・使用期間・使用環境などにより、結果が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人
プリオ お役立ちブログ編集部
本記事は、プリオのお役立ちブログ編集部が執筆し、受注・データ処理・製造チームへの確認を行ったうえで、社内で内容を精査して公開しています。
プリオは、印刷通販サービスとして、実際のご注文・制作・出荷を通じて得られた知見をもとに、お役立ちブログで情報発信を行っています。

 

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■最短翌日お届け対象地域
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■翌日14時以降お届け対象地域
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■中1日~お届け対象地域
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