【検証】ラミネート加工をすると色味が変わる?
今回の検証内容は「ラミネート加工をすると色味は変わるのか?」です!
ラミネート加工は、見た目の綺麗さ、表面保護の観点でも
多くのお客様にお喜びいただいている加工となります。
しかし、写真作品やアート作品など、色の再現性を重視するお客様からは
- 色味が黄色くなってしまった
- 思っていたより色が濃かった
- 色が沈んでしまった
- 色が少し変わっていた
という声もいただいております。
「ラミネート加工でどのくらい色が変わるのか知りたい」
「ラミネート加工後の色合いが想像できない」
といったご要望にお応えして、詳しく解説していきたいと思います!!
目次
【結論】UVラミネート加工を施すと色の見え方が変わる
印刷用紙にUVラミネート加工を施すと色の見え方が変わります。
プリオのUVラミネートには、マットタイプ(ツヤなし)とグロスタイプ(ツヤあり)があり
印刷した用紙の上にフィルムを貼り合わせて加工いたします。
フィルム自体は無色ですが、表面の凹凸の変化により光の反射具合が変わり、色の見え方が変わります。
見え方の変化はどの程度?
比較1:光の反射を抑えた状態
こちらの画像は、光沢紙にマットラミネートとグロスラミネートを施し、3種を並べたものです。
ほとんど色の変化がないように見えます!
しかし…次の画像はどうでしょうか。
比較2:光を反射した状態
光が当たるように撮影してみると、印象の変化が分かります。
- ラミネートなし(光沢紙)・・・ 光を反射し全体が白っぽく艶が出る。
- マットラミネートあり・・・光の反射を抑え見やすい。光が当たり全体が少し白っぽく見える。
- グロスラミネートあり・・・光を強く反射しツヤのある仕上がりに。若干色が濃く見える。
ラミネート加工による印象の変化
色の見え方に違いはでますが、
- マットラミネートを施すことで、落ち着きのある上品な仕上がりになる
- グロスラミネートを施すことで、華やかでインパクトのある仕上がりになる
といった印象の変化を楽しむことも可能です。
気になる場合は「ラミネートなし」がおすすめ
こんな画像でも比較してみました。
冒頭のお客様の声にもあったように、ラミネート加工したものが、
若干黄味がかったようにも見えますし、色が沈んだと感じる方もいるかもしれません。
しかし、一般的なポスターや看板などでは、この色の見え方の変化はほとんど気になりません。
色の再現性を重要視される方は、この点をご留意いただき、「ラミネートなし」もご検討ください。
用紙ごとの変化をご紹介
今回は写真作品・アート作品でよく使われる6種類の用紙の比較を写真でご紹介いたします。
- マット紙
- マット合成紙
- 光沢紙
- パールフォト紙
- 耐水紙
- 光沢塩ビ
まとめ
印刷の色味は変わっていないのに、ラミネート加工をすることで、色や見え方に変化がありました。
プリオでは用紙サンプルを無料で配布しております。
画像を見ただけでは不安という方は、実際にサンプルを手に取っていただき、
各用紙の質感や色味の違いを確認していただくとより安心です。
小さくなりますが、ラミネートフィルムも同梱しておりますので、気になる用紙に貼って変化をお確かめください。
なお、実際に印刷したいデータがどのように表現されるのか心配な方は、
いきなり大きなサイズで本番印刷する前に、お試しで小さなサイズで印刷するのも手です。
皆さまが少しでも安心して、プリオの印刷サービスをご利用いただけましたら幸いです。