2020.11.23社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】キンロー・カンシャ

おはようございます。
製造・成井です。

祝日ですので、ゆっくり読んでみてください。

私のようなバブル時代を経験したビジネスマンにとっては、その当時は
「人よりも多くのモノ」「より高価なモノ」「より希少なモノ」を
所有することで人々の称賛を集めることがステータスでした。

世の中全体がある意味「マウンティング合戦」を繰り広げてて・・・

まあ、それはそれで活気があって楽しかったのですが、
「バブル」という呼び名の通り「心(中身)」が空っぽだったようにも思います。
まさに「列島コンプレックス」状態でした。

もちろん、今でもそうした「モノ」をSNSなどでアピールしてる人たちはいますが、
案外、それを見ている多くの人たちは、
「自分のことをチヤホヤして欲しいという承認欲求が欠乏している残念な人」・・・
みたいな感じで、アピールしている人たちの心理を見抜いているようにも思います。

これは、心についての知識や関心が高まっていることの現れとも言えるし、
先行き不安定な時代は「有形の成功」よりも「心の豊さ」や「意味ある人生」を
追い求めている人が増えてきたから・・・とも言えるんじゃないかなって思います。

これからの時代は、
「どういう人生が自分にとって意味のある人生なのか?」
「自分はこの人生を本当はどういう自分として生きていきたいのか?」
こうした哲学的な問いと向き合っている人は、少なくないんじゃないかなって思います。

これまでは、「3高(高収入・高身長・高学歴)と結婚すれば幸せになれる」みたいな、
「こうすれば○◯できる」「こうすれば◯○になれる」といった、
ハウツーものやテクニックものがもてはやされてきました。

「こうすれば痩せられる」
「こうすればモテる」
「こうすれば健康になれる」ってな感じです。

でも今は、他の人はどうあれ、あるいは今の現実がどうあれ、
「自分にとっての豊かで幸せな人生とは?」
「自分にとって生まれてきた意味とは?」
「自分にとっての意味ある人生とは?」
こうしたことを追求する時代になっているんじゃないかなって思います。

表面的には「目先のお金」「目先の生活必需品」に
目がいくことがあるかもしれません。

ですが、そういった経済的、物質的な豊かさよりも、
精神的な豊かさや、心のゆとりなどをもっと追求する必要を
感じている人の方が多いのではないでしょうか?

自分の生き方に迷いがなく、他人の目を気にすることもなく、
周りに振り回されることもなく、何かに縛られることもなく、
いつもありのままの自分らしく生きるには、自分には何が必要なのか?

こうした、「模範解答がないことに対し、光を指し示すことができる何か」を
求める人が増えていると感じます。

もちろん、物質的な豊かさや、経済的な豊かさは、
資本主義社会の日本では一つの安心材料にもなるし、
誰もが多かれ少なかれ持っている承認欲求を手っ取り早く満たす手段なので、
これからもそういったニーズがなくなることは早晩無いでしょう。

ですが、物質的、経済的な豊かさは、最低限あればいい。
それ以上に、「どうすれば心の豊かさを育むことができるのか?」に関するニーズは、
これからどんどん高まっていくように思います。

また、いつなんどき、自粛生活を送ることになったとしても、
自分にとって価値ある人生、意味を見出せる生き方を志向する人が、
もっともっと増えていくんじゃないかなって思います。

では、そうした時代を自分らしく豊かで幸せに生きていくためには、
何が必要なのでしょうか?

それは、すっごくざっくりな言葉で言うと、
【自由になる技術】
【心を自由にする技術】
これに尽きるんじゃないかなと・・・。

ちなみに、ここでいっている自由というのは、
「自由に好き勝手して気ままに生きる」とか
「人さまの迷惑を顧みずに生きる」とか、
そういうものとはちょっと意味合いが異なるものです。

もちろん、よくある「不労所得で自由に暮らす」みたいなインチキくさい自由でもありません。

そう、例えば・・・

状況や環境に一喜一憂したり、振り回されることなく、
自分の大切な価値基準に則って物事を選択判断し、
それに基づいて行動し、その責任は自分で背負う覚悟が決まっている状態。

何かに、あるいは誰かに人生の重要な選択や決断をコントロールされることなく、
自分で人生をしっかりとコントロールできている実感を持てている状態。

いつも穏やかで朗らかで、ストレスなく爽やかな気持ちでいられる状態。

こういう毎日を送ることができたら、すごく自由で豊な人生だなって思うんですよね。

「自粛期間中だからこそ、誰にも邪魔されずに、
 これまで勉強したかった英語に本気で取り組んでみよう」とか、
「自粛期間中で余計な人付き合いに振り回されない時期だからこそ、
 人間関係を改めて見直してみよう」みたいに、
自分が主導権をとって思考や行動できれば、とても自由を感じるかと思います。

これって「思考や行動の枠組みの違い」だけのことなのですが、
この違いこそが、人生を大きく変えてしまうのかもしれません。

現象や状況、環境に振り回されることなく、
ありのままの自分として、自分らしくいられる・・・。
だから自由を実感できる。

シツコイようですが、ここでいっている自由というのは、
「自由に好き勝手して気ままに生きる」とか
「人さまの迷惑を顧みずに生きる」などとは違いますからね。

そして、笑顔の種まきを続けていれば、
やがてその人の周りに笑顔の人垣が出来てくるのも必然なのです・・・

と、人生の先輩からの連絡やオーレ書籍棚から借りた本や最近のTV、
eラーニング動画を見て、還暦近いオヤジはボンヤリと考えたワケですが・・・。

さてさて、今日も毛が無く、否、怪我無く!