2020.02.03社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】目的・共有

おはようございます。
製造・成井です。

昨日新卒者の合同企業説明会のニュースが流れていました。

以下、とある雑誌に掲載されていた経営コンサルタントのインタビュー記事から抜粋です。

入社したい会社の内情を知るための企業研究・調査は大事です。
でも、その前にその会社の属する業界の全体像、現状や将来性、
どのような企業が属しているかなどを理解し、業界各社を比較することで、
希望するその会社の立ち位置や強みや弱み、将来性を分析することが重要です。

きちんと業界分析をしていれば、面接においても、
会社の具体的な状況に自分の持つ能力をどう生かせるのか・・・という話もできます。
そして入社後も、業界の中で会社がどう生き残ってゆくかを考えることが上を目指す社員には欠かせません。

次にするのは、決算短信や有価証券報告書のセグメント別売上・利益を見て、
その会社が何を売り、何で儲けているかを理解しましょう。
今や、多角化が進展して沢山のものを売っている会社が多いのです。
これを知らないと、全く興味のない部署の仕事に就くかもしれません。

そして、OBOG訪問や面接に行ったら忘れてはいけない質問があります。

「この会社は何をする会社ですか?」という質問です。
この質問をすべての人にしてみましょう。

例えば、自動車会社に行って「自動車を売る会社です」と全員が答えたなら、
その会社に将来性はありません。
「売る」という自分勝手な欲を前面に出しているからです。
普及率が100%近くにあったら、あとは他社と醜い競争になるだけです。

もし、顧客中心に考える会社なら、
「お客様の行きたい場所に快適に行く手段を提供する会社です」と言うはずです。

「快適に行く」ための1つの手段として自動車を売っているに過ぎないのです。
将来的にはその会社は車が売れなくなっても
「自動運転サービス」を提供することでお客様に満足を与えるでしょう。

バルセロナのサグラダファミリア教会は300年かけて教会を作っています。
そこで働く労働者は、一生の間、ひたすらレンガを積み上げるという単純な仕事を続けています。
しかし、労働者のモチベーションは高いのです。
「世界最高の教会を作っている」という誇れる目的意識があるからです。

同じ崇高な目的を従業員が共有している会社は強い会社です。

コスモ石油は「ココロも満タンに」という言葉で、
ガソリンだけ売る会社では終わらないことを共有しています。
スターバックスは、家でも職場でもない「第3の居場所を作る」という言葉で、
コ-ヒーを提供するだけではないことを従業員と共有しているのです。
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新卒者の30~40%が入社後3年以内に離職している・・・
ちょっと考えさせられる数字が出ている現代社会です。

さて、企業の未来、新卒者の将来、どうしたもんでしょう・・・・
我々先輩社会人として出来る事は何でしょうか?

今日も毛が無く、否、怪我無く!