2018.01.08社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】知恵

おはようございます。
製造・成井です。

鬼の親子が出ているTVCMを見て思い出した本からの抜粋です。

苦難の歴史が続いたユダヤ人には、有名な教えがある。
「土地や財産は奪われることがあっても、知恵と人脈は奪えない」

虐待され、身ぐるみ剥がされ、投獄されても、知恵だけは牢獄のなかまで持ち込める。
国を追われ続けたユダヤ人だからこそ、もっとも投資するべきもの、
最後まで信用できるものは「知恵と人」だと看破しているのだ。

財産をすべて奪われても、人には知恵が残っている。
たとえ会社が倒産しても、知恵さえあれば再びビジネスを始められる。
希望さえ失わなければ、知恵と人脈を糧に必ず復活できる。

本は、知恵にアクセスするための素晴らしいツールだ。
たとえ学校に通うお金や機会がなくても、私たちには読み切れないほどの本がある。

野口悠紀雄氏の著書『「超」納税法』には、興味深い考察が述べられていた。
「知識には税金がかからない」
これは驚くべき発見だ。

知識は、固定資産に近い性格を持っているのに、
土地持ちは課税されても、「知識持ち」は課税されない。
そもそもどれだけ保有しているか測る方法が無いのだから税務署だって把握できない。

そして知識を知恵に変え、その有無によってお金を稼ぐ力は、数倍、数十倍は違うのである。

「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」土井英司
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よく問われる「知識と知恵の違い」は何でしょうか?

本を読んで覚えただけでは“知識”ですが、
それを何かしらの行動に結び付け、試行錯誤することによって“知恵”となります。

お腹を空かせた村人に教えることは、魚のいる場所(知識)ではなく、
魚の獲り方や、獲った魚の料理の仕方といった「知恵」。

釣り竿の使い方を知らない人に、釣り竿を渡しても魚は釣れません。
魚の居場所が分かっても、獲り方が分からなければ獲れません。
魚が釣れても調理の仕方が分からなければ、ただ魚がいるだけです。

本当に学ぶべきこと、それは「知恵」。
たとえ財産全てを失ったとしても、
0からでも始める強さと、それに伴う知恵があれば問題ありません。

日頃から、知恵を身に付けるため
読書と実践を心がけていきたいですね。

今日も毛が無く、否、怪我無く!