2019.09.09社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】倍返しと三忘

おはようございます。
製造・成井です。

小林正観氏の著書と講演会から・・・

「ゆとりがあったら、人に喜ばれるためのお金が使えるのに」と思うのは、順番が違うらしい。
ゆとりがないという「結果」は、施しをしていないという「原因」によるものらしいです。

金額の多い、少ないは問題ではありません。
金額の問題ではなく、気持ちの問題だと思います。

自分の置かれている状況を顧みず、
「もっと困っている人がいるかもしれないから、少しでも役立ててほしい」
と思ってお金を使うと、神様はそれをじっと見ていて、返してくれるみたいです。
返ってくるときは、倍返しで返ってきます。

宇宙の方程式によると、愛情を投げかけると、愛情が倍になって返ってきますが、
憎しみを投げかけると、憎しみが倍になって返ってきます。

不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を宇宙に向かって5分言うと、
私を題材にした不平不満が、宇宙のどこかで10分は言われます。

同じように「あの人はとてもステキな人で・・・」と人の長所を1時間賞賛すると、
自分のことも、どこかで2時間賞賛してもらえているんです。

宇宙では、みんな倍返し。
プラスもマイナスも、心もお金も賞賛も、みんな倍返しです。

お釈迦様の教えの中に、「托鉢(たくはつ)」というものがあります。
お坊さんがお店や家に行ったり、駅の地下道などに立って、
手に持った鉢の中にお布施を頂くというアレです。

ある時、お釈迦様は弟子たちに言いました。
「お金持ちの家には行かず、貧しい人たちの家に行きなさい」

弟子たちは驚きます。
「えっ? お金持ちの家からお布施を頂かないのですか?」

お釈迦様は言いました。
「貧しい人たちというのは、自分が貧しいからと、他人に施しをしてこなかった人たちです。
 それが故に、貧しさから抜け出せずにいるのです。
 だから私たちが布施を頂きに行くのは、
 自分の為にしかお金を使ってこなかった貧しい人たちを、救うために行くのです。
 本当の豊かさは、人のために使えるその心から始まるのです」と。

あの駅の地下道にいる僧は、私達通りがかった人たちの、修行をしてくれているのです。

更に大切なお話が、「布施(ふせ)の三忘(さんぼう)」と言われるものです。
誰かに施したとき(良いことをしたり、何かをプレゼントしたり、世話をしたり)、
この三つを忘れなさい!と・・・。

一つ目は、何を施したか。
二つ目は、誰に施したか。
最後の一つは、施したことさえも忘れなさい!!

「神様を味方にする法則」 小林 正観 著
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恩は、相手が感じるモノで、相手に売るもんじゃ無いってことです。
「布施の三忘」をしている人の周りには、倍返しで人もお金も集まるということです。
そして、お金だけの話ではなく、かける言葉も、愛情も、笑顔も、心配りも「三忘」がいいですね。

今日も毛が無く、否、怪我無く!