2018.03.12社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】忘れてはいけないもの

おはようございます。
製造・成井です。

東日本大震災直後に世界中を駆け巡ったメール(和訳)を紹介します。

【日本人から学ぶべき10の事】

1.平静
 悲しみに対して自身を取り乱したり、泣きわめき騒ぎ立てる姿は見当たらない。
 悲しみそのものが気高い。

2.威厳
 水と食料の配給を整然と待つ人々。そこには声を荒げる人、粗野な行動を取る人間はいない。

3.能力
 驚くべき建築家たち。ビルは揺れたが崩れなかった。

4.品格
 レジに並ぶ人々は、全員の手に渡るようにと、それぞれが自分に必要な分だけを買っていく。

5.秩序
 店舗では略奪は起こらない。
 路上では無謀な車の追い越しもクラクションを鳴らす車もいない。思慮分別のみが存在している。

6.犠牲
 原子炉に海水を注入するために50人の作業員が命を顧みず原発に留まった。

7.優しさ
 レストランは値下げをし、壊れたATMに手を出す者もいない。
 強い立場の者は、弱い立場の者を気遣っていた。

8.訓練
 老人も子供も、全ての人が自身が何をすべきか理解していた。彼らは淡々とすべき事をした。

9.報道
 崇高な節度を保った報道。メディアは見事な自制を見せた。
 愚かな記者やキャスターなどいない。平静なルポのみがある。

10.良心 
 買い物中に停電になったとき、レジに並んでいた人々は、品物を棚に戻し静かに店を出ていった。

そして、吉野弘さんの一行詩から・・・。

「歩」という字は、「止」と「少」から出来ています。

立ち止まっては祈る、祈ってはまた少しだけ前に進む・・・
それが「歩く」ということなのでしょう。

日本人としての矜持、和の心・・・
忘れてはいけないもの、失ってはいけないものだと思います。

今日も毛が無く、否、怪我無く!