2020.07.06社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】いつも・・・・な人

おはようございます。
製造・成井です。

ある雑誌からの切り抜きです。

入社9年目、平成6年に転機が訪れました。
この年に全日空が初めて、皇族の方々や国賓クラスのお客様だけを接遇する
客室乗務員の訓練制度をつくったんですけど、呑気な性格の私がその第一期生に選ばれたんです。

決して他のCA(キャビンアテンダント)と比べて美人というわけでもなく、
出身校がいいわけでもないのに、どうして選ばれたんだろうと。

自信が持てなかったので上司に聞きに行ったんです、私を選んでくださった理由を。

スラスラとこんなところが選ばれた理由ですよ・・・・と言われるのかと思いきや、
上司が「うーん」ってすごい悩むんですよ。

「でも、何かありますよね?」って聞いたら
「・・・・あまりミスがないよね」と。

私の周りのCAもミスしてないなと思って、
「その他には何かないですか?」って聞いたら、
「いつも笑顔だよね」と。

いや、皆だいたい笑顔だよなと思って、
もう一回食い下がると、すごい悩んで、「いつもきちんとしてるね」と。

そこでさすがの私もこれ以上突っ込んでも出てこないなと諦めて、
「ああ、そうですか。精いっぱい頑張らせていただきます。
 ありがとうございました」と言って退室しました。

ガッカリしながらも上司の言葉を振り返る中で、私はすごいことに気づいたんです。
というのは、その言葉の中に同じ単語がついていたんですね、
「いつも」っていう。

いつも笑顔で いつも身嗜みが整っている。
これは「点数が読める人」なんだろうと思ったんです。

調子がいい時は120点のパフォーマンスが出せるけど、
調子が悪い時は50点しか出せないというムラッ気のある人と、
私のように120点は出せないけど、調子の波がなくどんな時でも80~90点を出せる人。

自分が経営者だったら、どっちを天皇陛下の担当につけますか・・・・と。
やっぱり点数の読める人、安定感のある人ですよね。

私は上司の言葉をきっかけに、そこが自分の強みなんだと気づくことができ、
以来、「いつも」ということを意識して継続するようになったんです。

特に心掛けてきたことは三つあって、
「いつも笑顔でいる」
「いつも身嗜みを整えておく」
そしてもう一つは、
「いつも相手の期待より少し上を目指す」。

この3つをモットーに、周囲から「里岡さんに頼んでよかった」と思われる仕事を目指していきました。

「チャンスを呼ぶ3つの習慣」里岡 美津奈(元ANAトップキャビンアテンダント)
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安定感のある仕事ぶり、笑顔と身嗜み
そして自分を高めるため、同僚・お客様に喜んでもらうために必要な向上心。

周りから頼られる人、信頼される人は、それだけの人間力(魅力)があるんですね。
どんな人と一緒に仕事がしたいか?と問われれば、その答えは言わずもがな・・・・という事です。

今日も毛が無く、否、怪我無く!