2017.08.21社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】たまには・・・

おはようございます。
製造・成井です。

たまには笑い話で・・・・

ここは南米の小国の海辺の小さな村。
バカンス中の一人のアメリカ人ビジネスマンが桟橋に立っていると、
沖から小舟で漁師が帰ってきた。

小舟の中には、大きなマグロが数匹、横たわっている。
あまりに見事なマグロに、思わず漁師に声をかけた。

アメリカ人
「釣り上げるのにどれくらい時間がかかったんだい?」と尋ねた。

漁師
「すぐ釣れましたさね」

アメリカ人
「どうしてもっと沖でネバって、たくさん釣ってこなかったんだい?」

漁師
「これだけあればしばらく家族を養っていけるから十分なんでさぁ」

アメリカ人
「でも、残りの時間をきみはどうやって過ごすんだい?」

漁師
「朝はゆっくり寝て、少し漁をしたら子どもたちと遊んで妻のマリアと昼寝する。
 夜になったら村に繰り出して友だちとワインを飲み、ギターを弾くんでさ。
 こう見えても毎日やることでいっぱいなんだよ、ダンナ」

アメリカ人はフフンと鼻で笑って、
「私はウォール街の企業で重役をしている。ひとつ、いい知恵を貸してやろう。
 まずは、もっと漁に時間を割きなさい。
 で、稼いだ金で大きな船を買い、インターネット上にホームページを開設する。
 スケールの大きいプランで事に当れば、新しい船を何隻も買える資金はすぐ集まる。
 
 そして次は、漁船団を持つことだ。
 水揚げを仲買人に売るのではなく、きみが直接加工業者に売る、
 最後には自分の缶詰工場を開く。水揚げ、生産加工、販売まで手掛けるといい。
 
 時期をみて、こんな海辺のひなびた漁村にはおさらばして、首都に引っ越し、
 そこからロサンゼルス、最終的にはニューヨークに出る。
 ニューヨークでは第三者クライアントに業務を委託して、
 市場で拡大し続けるきみの会社の経営の一部を任せるんだ」

漁師
「でもダンナ、そうなるのにどれぐらいかかるんです?」

アメリカ人
「まぁ15年から20年だな」

漁師
「で、そのあとどうなりますかね?」

アメリカ人
「そこがこの話の一番いいところだ。
 タイミングを見計らって新規株式の公開を発表し、会社の株を上場して大金持ちになる。
 何百万ドルも稼げるぞ」

漁師
「何百万ドルもですかい! それで?」

アメリカ人
「きみは悠々と引退して、海辺の小さな漁村に引っ越し、
 朝はゆっくり寝て、気の向くまま釣りを楽しみ、子どもたちと遊んで奥さんと昼寝をし、
 夜になると村に繰り出して、友だちとワインを飲んでギターを弾くんだよ」
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単なる笑い話ではなく、人生に対してのプライオリティを考えさせられた話でした。

今日も毛が無く、否、怪我無く!