2024.03.08社員ブログ

【検証】どのくらい薄い色まで印刷できるのか?

 

こんにちは!ポスター印刷のプリオです。

どのくらい薄い色まで印刷できますか?

 

と問い合わせいただいたので検証してみました。

薄い背景に白文字のデザインだと文字が読めない仕上がりになってしまいます。
データ上では読めても印刷すると思ったより薄くかった…とならないようこのブログをチェックしていただけると幸いです。

検証方法:こんなデータを印刷しました

今回はカラーモードCMYKのデータを印刷しました。

薄い色テスト印刷用データ

「C:5%,M:0,Y:0,K:0」といった具合にC(シアン)5%だけ、

M(マゼンタ)5%だけ、Y(イエロー)5%だけ、K(クロ)5%だけ、や数値を10%に変更したものなどを並べて印刷しました。

備考:カラーモードCMYKとは?

先に結論:CMYKの数値の合計が10以上が推奨!

先に結論を。
CMYKの数値を足して合計で10以上になれば目視では色が載っていることがわかります。

10以下だと印刷されているのか?と疑わしいくらい白く印刷されました。

下記のデザインのように白字を印刷するような場合はCMYKの数値が合計20以上を推奨いたします。

薄い色ご注意例

検証結果:用紙ごとの写真

インクがのりづらい用紙

ターポリンメッシュターポリンがとても薄い仕上がりになりました。

▼左がターポリン、右がメッシュターポリンです。

ターポリン薄い色検証メッシュターポリン薄い色検証

他の用紙に比べて一番左の列(一番数値が低い色)がほぼ白。
Cが印刷されているのかMが印刷されているのかの判別も難しい仕上がりになりました。

 

その他の用紙は大差なし

その他の用紙たちは大きな違いはありませんでした。

写真より実物の方がよりわかりやすくインクがのっています。

▼左がマット紙、右が耐水紙です。

マット紙薄い色検証耐水紙薄い色検証

しかしながら『イエロー5%のみ』は他の色に比べると薄い印象があります。
黄色やクリーム色を背景にする場合は、思っているより濃い色を使っていただいた方が無難です。

先に結論でも申し上げた通り、白い文字やロゴと組み合わせるというときは視認性が落ちますので
CMYKの数値が合計20以上になるようにご作成ください。

用紙サンプルで色の確認ができます

プリオでは用紙サンプルを無料でお届けしております。

用紙サンプルマット紙

マット紙の用紙サンプル

右側にカラーチャートを印刷しておりますのでご参照ください。

 

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