2017.03.06社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】友

おはようございます。
製造・成井です。

小林正観さんの著書と講演会から・・・

お釈迦様が説いた「友」についてのお話です。
「次の四種は敵であって、友に似たものにすぎない、と知るべきである。
 すなわち、
 ①何ものでも取って行く人、
 ②言葉だけの人、
 ③甘言を語る人、
 ④遊蕩(ゆうとう)の仲間 
 は敵であって、友に似たものにすぎないと知るべきである」

人に与えるときは少ないのに、もらうときはできるだけ多く得ようとしたり、
自分の利益のみを追求するような人は、確かに「友」ではありません。
おべんちゃらを言って取り入る人、
事が目の前にせまると急に都合が悪いと逃げる人、陰で悪口を言う人も同様です。
遊蕩の仲間が「友」でないことはもちろんです。

そしてお釈迦さまは、「心のこもった友」について、このようにおっしゃっています。

「これらの四種類の友人は心のこもった友であると知るべきである。
 すなわち、
 ①助けてくれる友、
 ②苦しいときも楽しいときも一様に友である人、
 ③ためを思って話してくれる友、
 ④同情してくれる友は親友であると知るべきである」

心のこもった友とは、
元気が無いときに何かと面倒をみてくれ、困ったときに助けてくれる人です。
楽しいときだけの友ならいっぱいいますが、辛いときにも一緒にいてくれる人です。
また、悪い道に入らないように忠告したり、新しい情報を教えてくれたり、
落ち目になったときに心配し、上り調子になったときには共に喜び、
人が悪口を言ったら弁護してくれる人です。

「すべてを味方 すべてが味方」小林正観
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本当の友とは、きっとこういう人のことを言うのでしょうね。
時には言いづらい事も言ってくれて、落ち目だろうが去っていかず、
困っていれば自分がちょっと寒くなっても上着を貸してくれるような人です。

かれこれ20年以上前、私の息子が小学生のときに、
『友達ってサ、数が多いから良いワケでもないと思うよ。
 そして親しい友達の「親友」ではなく、本当の友達「真友」が大切だと思うよ』と
風呂に入りながら話したことを思い出しました。

作家の志茂田景樹さんの言葉をご紹介致します。

「自分の都合で真の友はできないよ。
 都合も何もなく信頼しあえて初めて友情が成立する。
 そういう友はね、黙っていても窮地に立った君を助けてくれる」

自分がもらうことばかり考えている人は、いつか自分から奪われてしまう。
自分が与えることばかり考えている人は、いつかかけがえのない宝物に囲まれる。
そのためには「まず先に自分から」ですね。

今日も毛が無く、否、怪我無く!