2020.02.17社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】チョコと弓道

おはようございます。
製造・成井です。

チョコレートの数に一喜一憂する年齢でも風体でもないですが・・・
この時期になると思い出すので。
以前、当ブログに載せた記事を再度アップします。

日本と出会い、弓道と出会い、キャリアを重ね、実績が注目を集め、
2010年にゴディバ・ジャパン社長に就任したジェローム・シュシャン氏の著書からです。

ゴディバジャパンは、この5年間で2倍の売り上げ増を達成しました。
今の時代、どんなビジネス戦略を立てれば、このような結果が出せるのか?
皆様の関心の的はここにあると思います。

その答えは、結果を出せるビジネスの正しい姿勢を、
長年続けている弓道から学んでいたからだと私は考えています。

弓道には「正射必中」(正しく射られた矢は、必ず的に当たる)という考え方があります。
ビジネスの世界に置き換えると、
「お客様のことを本当に考えてよい商品を作れば、結果は必ずついてくる」という意味になります。

これは当たり前のことかも知れませんが、
実際に仕事を進めていくと利益率や効率性、売り上げや職場の人間関係などに惑わされ、
実現することの難しさに気づかされます。

私の場合、弓道の教えがあったからこそ、
ブレることなく「正射必中」の考え方を貫き通せたのだと思っています。

弓道には、弓矢を使って矢を射るまでの動作を八つに区切って説明した
「射法八節」という法則があります。

矢を射るまでの一連の動作は、
足踏み、胴作り、弓構え、打起こし、引分け、会、離れ、残心(残身)と呼ばれる
八つのステップに分かれています。
この八つのステップを正しく行うことができれば、矢は必ず的に当たる、とされています。

この考え方はとてもポジティブで、気持ちを楽にしてくれます。
私たちは、結果にとらわれて、喜んだり、意気消沈したりすることなく、
それぞれのステップを正しく行うことに集中すればよいのです。

これは弓道だけではなく、
人生やビジネスに当てはめることのできる普遍的な心理だと思います。
ビジネスでいえば、売り上げはあくまでも結果なのです。
正しいことを行った結果であって、目的ではありません。
結果について思い煩うと、本来の目的を見失ってしまいます。

ゴディバはチョコレートを売る会社ですが、
一番の目的は、
「チョコレートを通じて世界の皆様にハッピーをお届けすること」だと私は考えています。

そのためにはお客様に品質が高く美味しいチョコレートを、
楽しく気持ちよくお買い求めていただくことが必要です。
その目的を最優先して正しいプロセスを踏めば、売り上げや利益という結果は自然とついてくるのです。

『ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか?』ジェローム・シュシャン
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きれいごとだと思いますか?
それとも真理だと思いますか?

こんな話題で、呑んで食べて本音で話すのも楽しいかも?と考えてしまうのが
60年代生まれの「説教臭さ、鬱陶しさ」なのかもしれませんね。
そういえば、ゴディバのロゴ(女性が馬に乗っている)にも逸話があり・・・
おっと、この辺で。

今日も毛が無く、否、怪我無く!