2017.11.27成井の目 , 社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】オーナーシップ

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おはようございます。
製造・成井です。

月曜の朝から少し長い内容ですが、お付き合いのほどを・・・
富士フイルムホールディングス会長・古森重隆氏の講演会より

私が20代の若手社員のころ、忘れられない経験があります。
印刷材料の営業担当だったときのことです。

当時は当社にも品質競争力の弱い製品があり、市場で競合会社に負けていたんです。

ある大手の印刷会社に営業活動に行ったとき、その会社の技術系の常務から、
「君の会社の印刷用製版フィルムは性能が良くない。
 だからうちはコダックを使っているんだ」と散々に批判されたことがあったんです。
当然、商談は成立しないんですね。

そのとき思ったんです。
「開発部門や生産部門が良い製品を作ってくれないことには、
 営業マンは勝負のしようがない。これではコダックに負けても仕方がない」と。
営業経験のある方なら、この気持ち解ってくれますよね?

そんなある日、当時の平田社長と話が出来る機会が訪れたんです。
若輩にもかかわらず、私は平田社長に訴えました。
「我が部の製品はコダックに比べて明らかに劣っています。なかなか勝てません。
 研究所や工場の人間に、もっと品質を上げるように社長から言っていただけませんか?」

すると社長は、
「わかった。研究所や工場の人間に言っておこう」と答えたあと、こう付け加えたんです。

「ただ・・・、君はそのために何をしたのかね?」

心に電流が走ったような『ハッ!』とさせられるひと言でした。
社長の問いに対して、私は何も答えることが出来ませんでした。

私は、自分の立場で何が出来るのかを突き詰める前に、
「製品が悪い」「研究所や工場の人間が悪い」と、人のせいにしていたからなんです。
社長の言葉は、そんな私の姿勢をズバリと突いたひと言でした。
私はこのとき、「オーナーシップとは何か?」が、本当の意味で解ったのです。

製品が売れないときに、「工場が悪い」「品質が悪い」と文句を言うのは簡単です。
しかし文句を言ったところで、状況は何も変わらない。
それなら状況を変えるべく、自ら動けばいいのだ。
誰が悪いのではなく、自分がそれを解決する努力をしないのが悪いのだ。と。

お客さまが、会社の製品のどこに不満を抱いているのかをいちばん知っているのは、
現場で働いている営業マンです。

ならば営業マンは、研究所や工場の技術者に営業現場の状況をしっかりと伝え、
「私もお客さまからニーズを聞き出してくるから、
 ぜひお客さまに満足していただける製品を一緒に作っていこう」と、
彼らに訴えかけることが大事になるんです。

また技術者にも営業の現場に同行してもらい、
お客さまの声を直に聞いてもらう機会を作ることも大切でしょう。
先程の印刷会社の技術常務のところに、すぐ技術者を同行しました。
もちろんコテンパンに言われました。

常務からコテンパンに批判された技術者は、
人材を集め、それから改良に本腰を入れるようになったんです。

出来ることは、たくさんあるはずです。
つまり製品が売れなかったのは、
「製品が悪い」からだけでも「研究所や工場の人間が悪い」からだけでもないんです。
自分の立場で出来ることを考え抜けば、私自身にもやるべきことがあったんです。
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オーナーシップとは、与えられた仕事を、
「我がこと」「自分の問題」と捉える当事者意識のことを言います。
オーナーシップがある人は、人のせいにはしない。
それぞれの自分の立場で、人のせいにせず、今自身ができることにベストを尽くす・・・

今日も毛が無く、否、怪我無く!