B3サイズの大きさは?何センチ?A3との違い・印刷方法を徹底解説

目次
はじめに|B3サイズの大きさや特徴、絶妙なサイズ感を解説
B3サイズは、大きすぎず小さすぎない「絶妙なサイズ感」から、街中のポスターやチラシで非常に多く活用されている寸法です。
「A3だと少し物足りないけれど、B2だと大きすぎて貼る場所に困る……」
そんな時、限られたスペースでも高い視認性を発揮し、効果的にアピールできるのがB3の強み。
ただ、一般的な家庭用プリンターでは印刷できないサイズのため、プロの印刷サービスを利用するのが一般的です。
毎日多くのお客様からサイズのご相談をいただく現場から、B3の具体的な寸法や他のサイズとの比較、そして「A4・A3データからでも綺麗にB3ポスターを作るコツ」など、知っておくと役立つ情報をわかりやすくまとめてみました。
まずは、B3サイズが実際どれくらいの大きさなのか、基本から一緒に確認していきましょう💡
B3サイズの寸法は364mm×515mm
B3サイズの正確な寸法は、364mm × 515mm(36.4cm × 51.5cm)です。
これは日本で広く採用されている「JIS規格(日本産業規格)」のB判と呼ばれるサイズの一つです。
B判は、江戸時代の和紙(美濃判 – みのばん)がルーツと言われています。
国際規格であるA判とは異なる寸法基準を持っているため、データを作成する際はA判のサイズと混同しないよう注意が必要です。
ただし、ご安心ください。
実はA判(A4・A3など)とB判(B3など)は、どちらも「1:√2(白銀比)」という同じ比率で設計されています。
そのため、プリオでは「手元にA4サイズのデータしかない」という場合でも、比率を保ったままB3サイズへ拡大して印刷することが可能です。
B3サイズをA3サイズ・B2サイズ・B5サイズと比較すると
「A3サイズ」や「B2サイズ」と比較してみると、B3の立ち位置がよくわかります。
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B2(515mm×728mm)のちょうど半分
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A3(297mm×420mm)より一回り大きい(面積は約1.5倍)
- B5(182mm×257mm)を4枚並べた大きさ
このように他の規格寸法との関係性を把握しておくと、用途に応じたサイズ選びがしやすくなります。
B3って実際どれくらい?身近なもので例えると…
「36センチ×51センチ」と言われてもピンとこないかもしれませんが、実はこんなところでよく使われています。
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電車の中吊り広告(シングルサイズ) 車両で見かける中吊りはB3サイズです。
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24インチのPCモニター 画面部分がだいたいB3サイズに近い大きさです。
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飲食店やお店のドア・柱のポスター 狭いスペースでも圧迫感を与えず、かつ「しっかり告知している感」が出る絶妙なサイズです。
- 新聞の折り込みチラシ 新聞の1面がだいたいB3サイズに近い大きさです。スーパーの特売や不動産情報のチラシなどが見られます。
大きすぎず、かつ必要な情報をしっかりと届けられる便利なサイズです。
B3サイズはどこで印刷できる?主な3つの方法を紹介
「どこで刷るのが正解?」という疑問にお答えして、代表的な3つの方法を比較しました。
| 印刷方法 | 特徴 | 現場スタッフの本音 |
| ネット印刷(プリオなど) | 高品質・1枚から・当日発送 | ◎ 1枚から安く、ポスター専用紙で刷るならここが一番。 |
| コンビニ印刷 | A3用紙を2枚貼り合わせ | △ 今すぐ必要なら。でも継ぎ目がどうしても目立ちます。 |
| 街の印刷会社 | 対面相談・大ロット向け | △ 数十枚〜なら安心ですが、1枚だと割高になることも。 |
それぞれに料金、品質、納期、利便性といった面で特徴があるため、自分の目的や予算、急ぎの度合いに応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
高品質で安いネット印刷サービスを利用する
B3サイズを高品質かつ安価に印刷したい場合、ネット印刷サービスの利用が最も一般的な選択肢です。
インターネット経由で24時間いつでも注文でき、豊富な用紙の種類から選べるのが大きな魅力です。
部数が多くなるほど1枚あたりの単価が安くなることが殆どであるため、ポスターやチラシなどの大量印刷では特にコストメリットが大きくなります。
品質も安定しており、ハイクオリティな仕上がりを求めるならネット印刷が最適です。
プリオの場合は、1枚からの注文にも対応しています。
身近なコンビニのマルチコピー機で印刷する
急いでB3サイズの印刷物が必要な場合、身近なコンビニのマルチコピー機が便利です。
ただし、ほとんどのコピー機は最大でもA3サイズまでの対応となるため、B3原寸で印刷するには「分割プリント」機能を使用します。
これは、B3のデータをA3用紙2枚に分けて印刷し、後から貼り合わせる方法です。
手軽に1枚からプリントできますが、仕上がりには継ぎ目が生じます。
家庭用プリンターで印刷できないサイズのものを、急ぎで内容確認したいといった用途に適しています。
【料金・品質で選ぶなら】ネット印刷でB3を注文する流れ
料金の安さと仕上がりの品質を重視するなら、ネット印刷が最もおすすめです。
注文は、印刷会社を選び、Webサイト上で用紙や納期、部数などの仕様を選択し、作成した印刷用データを入稿するという流れで進めます。
入稿データの形式や作成方法には各社規定があるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
ここでは、ネット印刷の料金相場から用紙の選び方まで、発注時に役立つポイントを解説します。
ネット印刷の料金相場と1枚あたりの費用目安
ネット印刷の料金は、部数、用紙の種類、納期、加工オプションなどによって変動します。
B3ポスターを1枚だけ注文する場合、費用目安は光沢紙で数千円からが一般的です。
一方、同じ仕様で100部注文すると、1枚あたりの単価は数百円以下になるなど、部数が多いほど単価は安い傾向にあります。
急ぎで納品を希望する場合は、特急料金が加算されるのが一般的です。
複数の印刷会社のサイトで見積もりを比較し、予算に合ったプランを探しましょう。
B3サイズポスターを制作するのにネット印刷を利用するメリット
ネット印刷の最大のメリットは、高品質な印刷物を低価格で作成できるコストパフォーマンスの高さにあります。
24時間いつでもウェブサイトから注文でき、日本全国どこへでも配送してくれるため、場所や時間を選ばない利便性も魅力です。
また、コート紙やマットコート紙といった定番の用紙から、特殊な加工が施されたものまで、非常に幅広い選択肢の中から用途に合わせて選べます。
1枚からの小ロット注文に対応しているサービスが多いのも利点です。
B3サイズポスターをネット印刷する際の注意点
ネット印刷を利用する際は、いくつか注意すべき点があります。
まず、Webサイト上の画面で見る色(RGB)と、実際の印刷物での色(CMYK)は再現方法が異なるため、色味に若干の差が生じる可能性があります。
また、入稿するデータに不備があった場合、修正のやり取りで納期が遅れたり、意図しない仕上がりになったりするリスクも考えられます。
対面での相談ができないため、データ作成のルールや注意点を事前にしっかり確認しておくことが失敗を防ぐ鍵となります。
B3サイズポスターの用紙の種類と選び方のポイント
ネット印刷では多様な用紙が用意されており、用途によって適切に選ぶことで印刷物の印象が大きく変わります。
最も一般的なのは、強い光沢で写真やイラストが鮮やかに見える「コート紙」です。
光沢を抑え、文字が読みやすく落ち着いた仕上がりになるのが「マットコート紙」で、ポスターやカレンダーに適しています。
プリオの場合、コート紙は光沢紙、マットコート紙はマット紙にあたります。
掲示する場所(屋内か屋外か)や期間、表現したい雰囲気に合わせて最適な用紙を選びましょう。
ラミネート加工を追加して耐久性を上げることもおすすめです。
【手軽さで選ぶなら】コンビニでB3サイズを印刷する手順
とにかく今すぐB3サイズの印刷物が必要だという場合には、コンビニのマルチコピー機を利用するのが最も手軽な方法です。
専門的な知識がなくても、事前にデータをネットワークプリントサービスに登録しておけば、店舗のコピー機で簡単な操作を行うだけで印刷できます。
ただし、前述の通り、B3サイズを1枚の紙で出力するのではなく、A3用紙2枚への「分割印刷」となる可能性が高い点には注意が必要です。
ここでは、その具体的な手順や料金について解説します。
コンビニではA3用紙2枚への「分割印刷」が基本
コンビニのマルチコピー機で対応している用紙サイズは、最大でA3サイズまでとなる場合がほとんどです。
そのため、B3サイズ(364×515mm)のデータをそのまま印刷することはできません。
B3サイズで印刷するためには、マルチコピー機に搭載されている「分割印刷」や「ポスター印刷」といった機能を利用します。
これにより、用意したB3のデータを自動で半分に分割し、2枚のA3用紙にそれぞれ印刷できます。
印刷後は、それらの用紙を自分で貼り合わせてB3サイズとして完成させます。
主要コンビニ各社での詳しい印刷方法
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなどの主要コンビニでは、各社が提供するネットワークプリントサービスを利用して印刷を行います。
基本的な流れは共通しており、まず専用のアプリやWebサイトに印刷したいB3データをアップロードします。
アップロードが完了すると予約番号が発行されるので、その番号を店舗のマルチコピー機の画面で入力します。
その後、印刷設定画面で「ポスター印刷」や「分割印刷」を選び、A3用紙2枚に分割する設定を行ってから印刷を開始します。
コンビニで印刷する場合の料金と仕上がりについて
コンビニでのA3カラープリントの料金は、1枚100円前後が一般的です。
コンビニのマルチコピー機では、ポスタープリント機能を利用してB3サイズを作成できる場合があります。
これは、B4サイズの普通紙2枚または光沢紙2枚を組み合わせて印刷するサービスです。
複数枚の用紙を貼り合わせるため、中央に継ぎ目が生じる可能性があります。
コンビニで印刷できる用紙は基本的に普通紙ですが、コンビニによってはA4光沢紙に対応している場合もあります。
はがき用紙やシール紙に対応していることもあり、ネット印刷のような専門用紙は選べません。
また、コンビニでは基本的にラミネート加工はできません。
印刷用データの作り方|B3サイズ入稿時のチェックポイント
きれいなB3印刷物を作成するためには、印刷に適したデータを用意することが非常に重要です。
特に、画像の解像度や色の設定、仕上がりサイズに関する「塗り足し」の概念は、品質を左右する基本的なポイントです。
ここでは、ネット印刷サービスなどへデータを入稿する際に、最低限押さえておきたいチェック項目を解説します。
IllustratorやPowerPointなど、使用するソフトごとの注意点も紹介します。
きれいに印刷するために必要な解像度とピクセル数
印刷データをきれいに仕上げるためには、適切な解像度が必要です。
一般的に、商業印刷では300〜350dpi(dots per inch)の解像度が推奨されています。
B3サイズ(364×515mm)の場合、350dpiでデータを作成すると、ピクセル数では約4299×6083ピクセルに相当します。
Webサイトなどで使用される72dpiの画像をそのまま引き伸ばして使用すると、画像が粗くぼやけた印象になってしまうため、必ず元データの解像度を確認しましょう。
なお、プリオでは250dpiであれば充分な画質となります。
仕上がりを良くする「塗り足し」の設定方法
印刷会社の多くは、入稿データに「塗り足し」を設けるよう求めています。
塗り足しとは、仕上がりサイズの外側まで背景や写真などを余分に伸ばしておく領域のことです。
印刷後に用紙を断裁する際、わずかなズレが生じても紙の白い地色が見えないようにするために必要です。
一般的には、仕上がりサイズの上下左右に各3mmの塗り足しを設定します。
B3サイズの場合、塗り足しを含めたデータサイズは370mm×521mmとなります。
Illustratorで入稿データを作成する際のコツ
AdobeIllustratorで入稿データを作成する場合、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、新規ドキュメント作成時に、サイズをB3(364×515mm)に設定し、裁ち落とし(塗り足し)を上下左右すべて3mmに設定します。
カラーモードは印刷標準の「CMYKカラー」を選択してください。
また、文字化けを防ぐため、テキストデータはすべて「アウトラインを作成」で図形化し、配置した画像はファイルに「埋め込み」しておくとエラーの対策になります。
PowerPointでデータを作成する場合の注意点
PowerPointはプレゼンテーション用のソフトであり、厳密な印刷データ作成には最適化されていませんが、入稿を受け付けている印刷会社も多くあり、プリオもその1つです。
PowerPointでB3サイズのデータを作成するには、「デザイン」タブの「スライドのサイズ」から「ユーザー設定のスライドのサイズ」を選び、幅を36.4cm、高さを51.5cmに設定します。
塗り足しの設定はできないため、仕上がり線のギリギリに文字や画像を配置するのは避けてください。
保存時はPDF形式で書き出すのが一般的です。
プリオでも、印刷する場合はPDF形式での入稿を必須としています。
B3サイズ印刷に関するよくある質問
B3サイズの印刷を検討している方からプリオへ寄せられる、代表的な質問とその回答をまとめました。
Q. B3サイズの印刷は1枚からでも注文できますか?
A. はい、注文できます。
プリオの場合は「変形サイズ」を選択し、「364mm × 515mm」と入力していただければOKです。
多くのネット印刷サービスでは、ポスターやパネルなどを対象に1枚からの小ロット印刷に対応しています。
イベントや個人の展示など、必要な枚数が少ない場合でも気軽に発注が可能です。
ただし、部数が少ないと1枚あたりの単価は割高になる傾向があります。
Q. A4サイズのデータしか持っていません。B3サイズのポスターにしてくれますか?
A. はい、印刷可能です。
A判とB判は比率が共通しているため、拡大しても画像が伸びたり、変な余白が出たりすることなく、ぴったりB3サイズに収まります。プリオなら、拡大印刷は無料でご対応が可能です。
Q. スマホで撮った写真でもB3ポスターは作れますか?
A. はい、印刷可能です。
写真の画質に注意が必要です。
B3サイズに大きく引き伸ばしても画像が粗くならないよう、できるだけ高画素数で撮影された写真を入稿してください。
近年のスマートフォンはカメラ性能が高いですが、コミュニケーションアプリを経由したり、加工・編集アプリからダウンロードした写真は画質が低くなっている場合があります。
Q. 印刷用紙の種類はどれを選べば良いですか?
A. 用途に応じて最適な用紙を選ぶことが大切です。写真やイラストの色を鮮やかに見せたいポスターなら、「光沢紙」が適しています。
文字情報が中心で、光の反射を抑えたい場合は、落ち着いた質感の「マット紙」がおすすめです。
掲示期間や掲示場所によって、耐久性も考慮して決める必要があります。
不安な場合はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
B3サイズの印刷には、品質と価格に優れる「ネット印刷」と、手軽さと即時性が魅力の「コンビニ印刷」という主な選択肢があります。
ポスターやチラシなど、まとまった部数や高いクオリティを求める場合はネット印刷が適しています。
一方、今すぐ、急ぎで1枚だけ必要な場合は、A3用紙2枚への分割印刷となるコンビニが便利です。
それぞれの特徴を理解し、印刷物の用途や予算、納期に合わせて最適な方法を選択してください。
また、きれいな仕上がりのためには、解像度や塗り足しといったデータ作成の基本を守ることも重要です。



