2017.07.17社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】巡り巡って・・・

おはようございます。
製造・成井です。

伊庭正康氏の講演会より・・・

あなたが考えた仕事のやり方を同僚にマネされたとします。
そして、マネした人があなたより高い評価を得たとしたらどうでしょう?
果たして、あなたは“おおらか”でいられるますか?

「それは私が考えた方法なのに…」と思うかもしれません。
その“セコい気持ち”が生まれたときは、こう考えるといいんです。

「別に減るもんじゃないし、まぁいいか」

実際、あなたのノウハウや持ち物が他人に使われたところで
それらが減るわけではないですよね。
ならば、気持ちよく使わせてあげればいいんです。

先日、テレビのドキュメンタリー番組を見ていて、
「やはり一流は違う」と感銘を受けた人がいました。
ものまねタレントのコロッケさんです。

コロッケさんは、「ものまねショー」のお店を経営していて、
お店のショーに出演する演者は、
コロッケさん自身がオーデションを開催し審査しているんですが、
そのなかで彼は意外なところに時間をかけているんです。

そのオーディションの審査は厳しく、ほとんどの人が落選してしまうんです。
でもコロッケさんは、落選した1人ひとりに「もっとこうしたほうがいいよ」と
時間をかけてアドバイスしていたんです。
さらに、ただアドバイスするだけでなく、自分自身でもやって見せていたんです。

「○○ちゃんのものまねは、こんな感じでリズムを少しハズすと面白くなるよ」
そのアドバイス通りにするだけで、「なるほど!」と格段に面白くなる。
そして、落選した人は「これ、やらせてもらいます!」と帰っていくんです。

しかし、よく考えてみると、それはコロッケさんの持ちネタのはずなんですね。
ところが彼は、惜しむことなく後輩たちにワザを伝授する。
今やものまね界の大御所であるコロッケさんが、
今なお多くの人から愛されている理由はそんなところにもあるのでは・・・と思うんです。

もし、オフィスにハサミがなければ、あなたのハサミを誰もが使えるように共有する。
自分だけが知っているノウハウがあれば、出し惜しみせずみんなに教える。
そんなことが自然にできる人は素敵だと思うんです。

「自分のものはみんなのもの」と考えると、結局巡って自分自身が得をするんです。
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他人に「何かを与える」ということは、他人を「喜ばせる」ことと同じ。
惜しみなく、そして見返りも期待せず、与え続ければ、喜ばれ、感謝される。
それが、「魅力のもと」となる。

魅力ある会社や人には、人が集まる。それが、「人気がある」ということ。
反対に、知っていることを出し惜しみする人は「ケチ臭い」。
お金も、知識も、情報も…ケチ臭い人のそばには人は集まらない。
どんなことでも、出し惜しみしない人でありたい・・・と思った講演会でした。

今日も毛が無く、否、怪我無く!