2016.11.21社員ブログ

ポスター製造スタッフ【成井の目】やっぱり自分

おはようございます。
ある時はポスターカットマン、
ある時は厳しいBチェッカー 製造・成井です。

その人は、久しぶりに自分の友人を山の中に訪ねて行ったそうです。
積もる話に花が咲いて、いつしか日が暮れ、外は山の天候が変わって嵐になりました。
久しぶりに訪ねて行ったのだから、一晩ぐらいは泊めてくれるだろう・・・ですが、
そう思っていても一向にその気配がありません。

そこで、「遅くなったから、そろそろ帰ろうか」と言ったところが、
友人は引き止めもせず、「山の麓まで送ってやろう」とも言わなかったそうです。
玄関の格子戸を開けると、外は真っ暗。
「暗いなあ」と言うと、友人は「暗いから気をつけて帰れよ」とだけ言って、
懐中電灯さえ貸してくれません。

その人は真っ暗闇の中を、木の根につまずいたり、
こけつまろびつ、山裾まで下りて行きました。

すると、そこでは雨もやみ、風も凪ぎ、月の光さえ射していたそうです。
そしてその時に、依頼心とか甘えをいっさい切り捨てた時に生まれる自分の力に気づき、
何とも言えない清々しい気持ちを味わったと話してくれました。

「幸せはあなたの心が決める」渡辺和子 著
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手伝ってもらえなかったり、自分が思っているより厳しかったり、
あまり教えてもらっていないのにどうやってやればいいのか分からなかったり、
そんなことってよくあります。

しかし、後々振り返ってみると、
こういうときほど自分が成長していた時だったのだと気付きます。
厳しい状況に立たされたときほど、後に観る景色がキレイなのは、
決して景色が変わったわけではありません。

自分の心が変わったのです。

嫌なことを考え、嫌なことを思い出し、嫌なことで頭がいっぱいの時は、
見える景色も、仲間の言葉も良書の言葉も、良いものに感じなくなってしまい
鬱陶しい言葉となって自分に届きます。

良いことを考え、良いことを思い、良いことで頭がいっぱいの時は、
ささいなことに幸せを感じ、何気ない言葉に感動でき、
人の優しさや有り難みに気付けるものです。

周りが変わっているのではなく、自分の心が変わっただけなんです。
やっぱり「自分」なんですね。

今日も毛が無く、否、怪我無く!