2020.05.06Adobe Photoshop , データの作り方

【Photoshop】理想の色調で印刷するためにカラープロファイルを設定しよう

こちらの記事では、モニターと印刷物の色味を近づけるためのカラープロファイル設定についてご説明します。

「届いたポスターの色が思ってたのと全然違った!」とならないために

カラープロファイルの設定をした上で、ご入稿データを作成することを強くお勧めいたします。

カラープロファイルとは

ご紹介の前に、まず皆さんは「カラープロファイル」という言葉をご存じでしょうか?

カラープロファイルとは、色の見え方を決めるルールのようなものです。

同じルールを使うことで、違うPCモニターやスマホ、ソフトでも表示される色の誤差を減らすことができます。

写真編集や印刷など、色の再現性が重要な作業では特に重要な役割を果たします。

プリオのカラー設定はこちら

CMYKの場合 → Japan Color 2001 Coated

RGBの場合  → adobeRGB

こちらのカラー設定に合わせてデータをご制作頂くことで

データと印刷物の色味の差を最小限に抑えることができます。

カラー設定はデータを制作する前に行って下さい

 

プリオではCMYKデータもRGBデータも印刷可能です!ご希望のカラーモードでデータをご作成ください。

カラープロファイルの確認方法

フォトショップでは、[ 編集 ] → [ プロファイル変換 ]と選択し、「ソースカラースペース」の項目でプロファイルの設定が確認できます。

カラープロファイルの確認方法(Photoshop)

クリックで大きく表示されます

便利な機能ですが、こういったもの程、注意が必要です。

 

推奨でないカラープロファイルにすると

この「カラープロファイル」の中でも【ProPhoto RGB】というカラープロファイルが当社のプリンターにとっては曲者なのです。

当社のプリンターでは【AdobeRGB】のカラープロファイルで出力しております。

以下に同じ写真のカラープロファイルを【Prophoto RGB】(右)【AdobeRGB】(左)に変更したデータを画像で紹介します。

カラープロファイル比較

クリックすると大きく表示されます

具体的な違いを述べると【ProPhoto RGB】は【AdobeRGB】に比べると赤みが強く出る仕様です。

この【ProPhoto RGB】の色味は当社のプリンターでは見た目通りに出ません。
【AdobeRGB】の色味に近い形に強制的に変換されます。

フォトショップでデータを作成の方や【ProPhoto RGB】のカラープロファイルをご使用の方はご注意ください。

カラープロファイルの変更方法

では、どうすれば見た目に近い形で出力できるのか対処策をご紹介します。

フォトショップで作成の場合、[ 編集 ] → [ プロファイルの指定 ] → [ プロファイル ]の項目の中から【AdobeRGB】を選択するとプロファイルを変更できます。
この状態に近い形で当社のプリンターでは出力されます。

カラープロファイルの変更方法

クリックすると大きく表示されます

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プリオに印刷をご依頼いただく際にはぜひカラー設定をご確認ください。

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